初詣の服装マナー
まずは、初詣の服装に関する基本的なマナーを紹介します。
どんな服装にするか考えるときは、以下のマナーを意識しましょう。
だらしない・カジュアルすぎる服装はNG
神社は神聖な場所で、初詣とは神様に新年の挨拶と無病息災・平安無事を祈るための行事です。
そのため、だらしない服装はふさわしくないとされています。
ヨレヨレだったり、しわくちゃだったりと清潔感のない服装は避けましょう。
また、デニムやスウェットなどのカジュアルすぎる服装もおすすめできません。
きれいめの服装を心がけると良いですよ。
派手すぎる色は避けよう
ビビッドカラーなど派手すぎる色は、初詣の服装では避けたほうが良いでしょう。
ベージュ、グレー、ネイビーといった落ち着いた色の服がおすすめです。
動物の毛皮・アニマル柄は避けよう
動物の毛皮やアニマル柄は、殺生をイメージさせるので神社やお寺に身につけていくのはNG とされています。
フェイクのファーやレザーであっても、同様です。
服装だけでなく、バッグや靴もこれらのアイテムは避けましょう。
露出が多い服装は避けよう
ミニスカートのように短いボトムスや、首や背中などが開いたトップスといった露出が多い服装も、神社に参拝するときにはふさわしくないでしょう。
体も冷えてしまうので、露出が多い服装は避けてくださいね。
暖かく、歩きやすい服装で!
初詣シーズン、つまり正月は冬なので、当然寒いです。
薄着では思うように動けなかったり、体調を崩したりする可能性があるので、タイツやインナー、アウターなどを工夫して暖かくしておきましょう。
以下の記事では、防寒着や防寒アイテムについて紹介しています。
こちらもチェックしてみてください。
また、初詣は神社によっては混雑していて長時間並んだり、歩き回ったりしなければならないこともあります。
地面が砂利で歩きにくい可能性もあるでしょう。
そのため、かかとが高いパンプス、つま先が開いたサンダルのような歩きにくい靴は不向きです。
発見しやすいアイテムを身につけておこう
こちらはマナーとは異なりますが、初詣には特徴的な帽子やマフラーを身につけるのもおすすめです。
参拝する神社が混雑していてはぐれてしまった場合、首から上に特徴的なアイテムがついていると、見つけやすくなるためです。
特に小学生や、小柄な中学生などの子供と一緒に行く場合には、見つけやすくなる工夫をすると安心でしょう。
初詣の服装におすすめのアイテム
ここからは、初詣の服装に取り入れたいアイテムを紹介します。
ロングコート
ロング丈のコートは、上半身だけでなくお尻や脚も覆うことができます。
そのため暖かく、初詣に着ていけば体が冷えにくいでしょう。
落ち着いた色、すっきりしたシルエットのものを選べば、初詣らしい上品な服装になりますよ。
ダウンコート
より暖かい服装で初詣に行きたいときは、アウターにダウンコートを選ぶのもおすすめです。
ダウンコートはデザインによってはカジュアルに見えすぎることもあります。
しかし、白やベージュといった色のものを選べば、大人っぽくきれいめの服装に仕上げやすいでしょう。
ワンピース
ワンピースは、初詣らしい落ち着いた服装にしやすいです。
ゆったりしたシルエットのものを選べばインナーやタイツを着込みやすく、防寒対策もできるでしょう。
ロングスカート
初詣にスカートを履いて行きたいなら、丈の長いものがおすすめです。
厚手のタイツや毛糸パンツなどの防寒アイテムを着込みやすく、暖かいでしょう。
よりシンプルな服装に仕上げたいならタイトスカート、可愛い・カジュアル系に仕上げたいならフレアスカートを選ぶと良いでしょう。
パンツ
初詣には、歩きやすいパンツスタイルもおすすめです。
先ほど紹介した通り、デニムはカジュアルすぎて初詣には不向きなので、注意しましょう。
またダボダボのパンツも避け、すっきりとしたシルエットできれいめのものを選んでくださいね。
マフラー
マフラーは防寒になるだけでなく、目立つものをつけていれば目印にもなります。
ただし、派手な色だと初詣には合わないので、気をつけてください。
落ち着いた色で、モコモコ素材のもの、ボリューミーなものなどがおすすめです。
帽子
帽子も、冬の防寒アイテムとしては定番の一つですよね。
暖かく、目につきやすいデザインのものを選ぶと良いでしょう。
ただし神社に参拝するときは、神様への礼儀として帽子は外したほうが良いとされています。
混雑している境内で無くさないように、注意してくださいね。
きれいめスニーカー
初詣でたくさん歩いたり、長時間並んだりすることが考えられるなら、靴はスニーカーが良いでしょう。
ただし、いつも履いていて汚れが目立つものや、カジュアルなものはやはり不向きです。
汚れが少なく、デザインもきれいめなものを選ぶことをおすすめします。
フラットシューズ
スニーカーではどうしてもカジュアルな印象になってしまう場合は、フラットシューズはいかがでしょうか。
ヒールがないので、混雑していて足場の悪い境内でも歩きやすいでしょう。
ただし、足の甲が開いているデザインだと冷えやすいので、靴下やタイツを合わせてくださいね。
着物
着物には、礼装の振袖、準礼装の訪問着、外出着の小紋などさまざまな種類があり、着用するシーンが分かれています。
しかし、初詣の着物には特にルールはなく、どれを着ても問題ないとされています。
ただし、浴衣のような薄手のものは初詣シーズンには寒いので避けましょう。
着物の柄にも特に決まりはありません。
なかでも鶴や扇、松竹梅、桜、宝づくしといった柄は縁起が良いとされているので、おすすめです。
ただし、着物は慣れていないと歩きにくかったり、着崩れたりすることがあります。
着付けができない、家族に頼めない場合、手配も必要になるので、事前にスケジュールを考え、よく準備しておきましょう。
初詣の服装は、きれいめ&歩きやすく!
初詣の服装にはさまざまなマナーがあります。
今回や以下の記事を参考に初詣の服装を考えて、新年を気持ち良く迎えましょう!
(コーデ写真協力:髙橋莉乃、稲津苺桜、山本 幸奈)