ピアノの習い事は何歳から始める?メリットやデメリットも紹介

子供に習い事をさせたいとき、メジャーなものの一つとしてピアノがあります。

ピアノの習い事は子供の感性や音感を育てるのにぴったりと人気があるでしょう。
絶対音感をつけるためには早くから始めたほうが良いのか、しっかりと自分の意思で習い事を始めるためにはある程度の年齢からの方が良いのかなど、スタートの時期で悩む人もいますよね。

この記事では、ピアノを習い始めるのにおすすめの年齢やかかる費用感、メリットやデメリットを紹介します。

ピアノの習い事は何歳から始めるか

ピアノの習い事は何歳から始めるか

ピアノの習い事を始めるのは何歳からが良いかわからない人もいますよね。

早く始めた方が良いのか、子供がしっかりとした自我を持ってからの方が良いのかなど、悩むこともあるでしょう。
ここではピアノの習い事を、始める年齢によって変わるメリットを紹介します。

絶対音感をつけさせたいなら5歳頃から

ピアノの習い事を始める理由の一つに、絶対音感をつけたいというものがあります。

絶対音感をつけるためには、脳の発達の関係で5歳頃から音感教育を受ける事が必要です。
人によって音感のつくスピードはそれぞれですが、一般的に5歳頃が聴力がとても伸びる時期で、そこから数年かけて徐々に機能が完成していきます。

その際にピアノの習い事を始める事で、聴力が伸び絶対音感をつける事ができる可能性がありますよ。

指の影響を気にするなら6歳以降

ピアノの習い事によって指への負担がかかることを懸念する場合、骨格がしっかりしてくる6歳以降が良いでしょう。

特にグランドピアノは、音を出すために指にしっかりと力を入れて、鍵盤を押さえる必要があります。
小さな手で無理にピアノを弾くと手の成長に影響が出る場合もあるため、気になる場合は6歳以降にしましょう。

子供が興味を持つのは小学生の頃から

ピアノの習い事を始めるのに良いタイミングとして、音楽の授業や友達の演奏を聴き始める小学生になって、子供が興味を持ってからというものがあります。

この頃になると周りにピアノを習っている友達や、音楽室でピアノを弾く機会など、子供自身が興味を持つタイミングが増えるでしょう。
親から強制的に勧められて始めた習い事より、自分がやりたくて始めたもののほうが楽しんで続ける事ができますよ。

子供の自主性を尊重したいのなら、始めたいと言われたタイミングで習わせるのがベストです。

ピアノの習い事に必要な費用の目安

ピアノの習い事に必要な費用の目安

習い事には月謝がつきものです。
またピアノは月謝以外にも費用がかかるものがあります。

ここでは、ピアノの習い事に必要な費用の目安を紹介します。

月謝は5000円〜10000円程度

ピアノ教室に習い事に行く場合、教室によって料金は異なりますが、月謝として5000円〜10000円程度かかります。

大手の教室の場合、月謝と別に管理費や入会金が必要なこともありますよ。
ただ、チェーンの教室などでは体験レッスンや1ヶ月無料キャンペーンなどが行われているところもあります。
通える範囲の教室の月謝を確認してから決めるのが良いでしょう。

レッスンに使う楽譜の購入

教室によって異なりますが、ピアノの習い事にはレッスン用の楽譜が必須で、月謝とは別で購入が必要な場合があります。

自分の好きな曲を弾く場合、音楽ショップやネットで購入して教室に持ち込むこともありますよ。
毎回楽譜を用意するのは費用も時間も必要なため、教室見学の際にチェックするべきポイントの一つです。

自宅にピアノを揃えるのがマスト

ピアノの習い事をする場合、自宅で練習をできる設備を整える必要があります。

防音設備や家の広さに余裕がある場合は、電子ピアノを用意するとしっかりと練習に励めます。
本格的にピアノを始める人には、音の強弱がしっかりと出せるコンパクトなグランドピアノがおすすめです。
またスペースや費用的に上記の用意が難しい場合は、小さめのキーボードを購入するのが良いでしょう。

発表会やコンクールの費用は別途必要

ピアノの習い事では、教室によって発表会やコンクールの参加ができる場合があります。

それらの参加費は、通常の月謝とは別途で必要になる事がほとんどです。
急な出費は大変ですが、目標があったほうがピアノを長く楽しく続けられるため、参加するのがおすすめですよ。

ピアノの習い事のメリット

ピアノの習い事のメリットここではピアノの習い事で得られるメリットを紹介します。

音感やリズム感が鍛えられる

ピアノの習い事では、音感やリズム感が鍛えられます。

音感があれば将来他の楽器を始めるときや、歌を歌う際にも役に立ちます。
また、音楽はもちろんリズム感は運動神経にも影響しますよ。

暗記の能力が備わる

ピアノの習い事では暗記の能力がアップします。

ピアノの暗譜を練習すると、何かを暗記する力がつき、それらは勉強や日常生活でも応用が効きます。
正確にピアノを弾こうと反復練習をする事で、暗記の仕方を自然と覚える事ができるでしょう。

人の話をしっかりと聞けるようになる

ピアノの習い事は先生の話をしっかりと聞く必要があるため、傾聴力がつきます。

グループ指導でも個人指導でも、学校の教室よりも小さいコミュニティで話を聞く訓練が行われるため、子供がしっかりと人の話を聞けるようになりますよ。
子供の落ち着きのなさや、ボーッとしてしまうところが気になる人は特に、ピアノの習い事をさせるのがおすすめですよ。

集中力や自信、向上心が身につく

ピアノの習い事をする事で、集中力や自信、向上心が育まれます。

ピアノを始めると、一つの曲を間違えないように集中し、それを達成する事で自信がつき、もっと上達しようと向上心が芽生えていくでしょう。

脳に良い影響を与える

ピアノの習い事は、脳に良い刺激を与えると言われています。

脳を活性化させるのは、ピアノは鍵盤を手で押さえながら、足でペダルを踏み、同時に楽譜を読むなど、いっぺんにさまざまな行動をするためです。
ピアノ曲のイメージを考えながら弾く事で思考力や、曲を暗譜する事で暗記力なども鍛える事ができますよ。

参考:【ピアノが子供の脳に良い理由とは】ピアノが脳に与える影響について解説

ピアノの習い事のデメリット

ピアノの習い事のデメリット

ここではピアノの習い事においてのデメリットを紹介します。

月謝やコンクールで費用がかかる

ピアノの習い事は多かれ少なかれ費用がかかります。

教室によって異なりますが、初期費用としてレッスンバッグやピアノ本体、ノートや教材費など、ある程度揃える必要があるものがあるでしょう。
それらに加え、月謝やコンクール、発表会の費用などもあるため、安く始められる習い事ではないです。

自宅にピアノを用意する必要がある

ピアノの習い事を始めるためには、自宅に練習用のピアノを用意する必要があります。

習い初めはキーボードでも鍵盤が足りますが、上達すると鍵盤の数が足りなかったり、音の強弱をつけるために電子ピアやグランドピアノが必要になってくるでしょう。

練習時間を自宅で確保する必要がある

ピアノの習い事をする場合、自宅で練習時間を確保する必要があります。

教室では自宅で練習してきた成果を出す場であり、基本的に自主練がマストです。
学校や幼稚園、保育園から帰ってから練習時間を取ると、放課後に友達と遊ぶ予定が立てられなかったり、自分の自由時間が少なくなったりし、ストレスが溜まることもあるでしょう。

ピアノの習い事はメリット多数!子供と相談して通学を決めよう

ピアノの習い事によって子供に良い影響がたくさんあることがわかりました。

一番大事なのは、子供がピアノに興味があるのか、楽しんで続けられそうかという点です。
お試しレッスンに行ってから、子供と相談しながら決めるのが良いでしょう。
この記事を参考に、ピアノの習い事を始めるかどうか検討してみてくださいね。

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